2013/1/27

流通における良縁

つまり良縁とは、グッド・パートナーシップということですよね。

僕、割と農業のことは、外部を決め込みつつ、ちょこちょこ時間は割いてたけど、昨日聞いた話が、すごい興味深かったです。ちょっとFacebookに書いたけど。

今日とっても良い話を聞いて。ご馳走になった食卓の野菜が大根以外、全部九州産とか四国産だったんだけども。それ、震災の後、九州に移住していた時に、現地で美味しい野菜を販売している八百屋さんを見つけて、直談判して、お金預けて(つまりデポジット制で)野菜を送ってもらう算段をつけて、定期的に同じところから購入している。

コスト的にも送料足しても、近所のスーパーとほぼ変わらないそうで、たまにおまけの漬物とかついて来たり、関東に孫ができたわーみたいなことになっているらしい。大潟村あきたこまち生産者組合を訪問してコールセンター見せてもらった時にも思ったんだけど、なんかJAの傘の下では安価に大量流通、JAの傘の外では付加価値がある高級ブティック、みたいな話って、結局、震災前とロジック変わってないんだよなあ。

だからまあ、平たく言うと今日聞いた話は「暮らす力」があるね、って話なんだけど、最近ちげーよ、と思っていたもろもろが整理されて、とても腑に落ちたのでした。

これすごい色々なヒントがある話だと思っていて、勿論、手頃な値段で九州産の野菜買えてるってのもそうなんだけど、例えば、デポジット制で取引するってすごいお互いにとって良いアイデアだと思うし、注文の度に現地の八百屋さんとコンタクト取る機会があるってのも大事なことだと思うし、そもそも自分が買い付けをお願いする人を自分で探すってのも新しいことだと思うし。

すごい健全だなあと思いました。

じゃあそれビジネスにできますか、って話になると、なかなかどうして難しいのだろうけど、暮らしの方法論として、今回の話ってすごい学ぶべきところがあるし、子育て主婦が持っているニーズと、今世の中で動いている流通システムってのは、必ずしもマッチングしているとは言い難い状況になると思うし、こういうこと起点に考えると、全然違う世界観ありそうだし、割とあるべき姿に近い話だなあと思いました。

結局、これすごいうまい具合に信用の担保を送り手と受け手が補完し合ってる、って意味で「良縁」だと思うんですよね。

例えば、これを町内会単位でやる、みたいな話がスケールしていくと生協とかのシステムになっていくと思うんだけど、スケールすると融通が効かなくなる部分も出てくるわけで。

こういうのはビジネスとして、というより、もしかしたら、社会運動的に広まっていったほうが良いことなのかも知れないですね。何でもかんでもビジネスにすれば良いというわけでもないだろうし。

面白いよなー、大袈裟に言うと、既成概念ぶっ飛ばされたって言うか、僕の思考の及ぶ範囲の外をまざまざと見せられた感じで。やっぱり本当にすごいのは、いつの時代でも「当事者」、っていうことなんでしょうね。そこ忘れちゃいかんですね、自戒を込めて。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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