2012/12/30

コストパフォーマンスとあさりそば

最初に書いておくとコストパフォーマンスというのは大事です。それ大前提。

今日、彼岸寺にこんな記事が上がってました。

お金を食べるさみしさ | 日日是好日 | 彼岸寺

わかるんだけど、なんか違うんだよな、というのを直感で感じていて、えっちらおっちら考えていたんですけど。僕がコメント欄に書いたのはこんな話。

おつかれですー。なんか読んでて違和感あったんですけど、多分、お金の渡し方って、つまるところお金の作り方によるところが大きくて、お金の渡し方そのものよりも、人にお金を渡す前段階で何やってるっかってことじゃないですかねー。なんというか、自分にとって250円がきちんとした意味を持ってれば、250円をきちんとした形で渡したいと思うよね、多寡ではなく、みたいな話。

まあだから「おつかれですー」の通り友人が書いているからスルーできなかったって話なんですけどね。ただこれも結構わかりにくい話だなあと思っていて、一つ例え話をFacebookに書いてみたのだけれども。

うーんだから、あさりそばが980円分の価値があるから、ごちそうさまでした、美味しかったです、を言うという話よりは、自分があさりそばに払う980円に意味があるから、ごちそうさまでした、美味しかったです、を言うという話との違いのような気がするんだけど、まあどっちでもいい気もしてきた。

とりあえず、あさりそば美味いんですよ。でそれは、980円の美味しさを超えてるか否かって判断では最早ない。ただ美味しい食べものにお店の決めた値段がついているから、お金払うわけですよね。2,000円でも食べるかって言われると、それわかんないというか、多分食べないんだけど、それはあさりそばの価値が2,000円を下回るということではなくて、僕が麺類に980円を払う意味というのと、麺類に2,000円を払う意味というのでは、こちらの事情的に違うから、ってことだと思うんですよね。まあ最後に書いてるけど、どうでもいいと言えばどうでもいいんだけれども。

学生時代に仕事を始めたことによる良い習慣というのがあって、それ一番わかりやすいの、ありがとうございますを言うシチュエーションではきちんとありがとうございますを言う、って至極基本的なことだったんだけど、あんまり損得なしにそういうの良いですよね、やはり。

まあでも、食い物屋をコストパフォーマンスで語りたくないことのベースになっているのとか、多分この辺りのような気がしていて、まあ絶対言わないって言うほどポリシーになっているわけではないけど、例えば僕自身が加藤のところはコストパフォーマンスが良いから、みたいなこと言われたら、多分僕その仕事降りるだろうな、と思いますね、おそらく。

やっぱりお客さんが僕のために用意してくださるお金って本当にありがたいし、こういう時代に払っていただくのは数字以上に自信にもなるし、それそのもので食っているし、お金に色はない、って言う人もいるけど、僕は無茶苦茶あると思っていて、客商売していると痛感するところでもあり。

だから、僕はコストパフォーマンスが「尺度」のうちは良いんですけど、そのこと自体が最終的な「評価」になっちゃうことって割と個人的な心情として受け入れ難いんだと思うんですよね。それって結局あそこ安くやってくれるからって話になってしまいがちだし。コストパフォーマンスって最終的に色々なものを収斂できる便利ワードだけど、きちんとした仕事にきちんとしたお金を払おうってのが、本来的にビジネスのあるべき姿かな、と思います。

まあ、綺麗事だけじゃおさまらないこともありますが。

ああだから、クリエイティブってそういうことかも。

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