2012/12/20

植物との馴れ初め

ええと、いつから植物に興味を持ったかよくわからないのですが。今でこそ好き、なんですが、少なくとも子供の頃は自然というより人文的なことに興味があって、生き物係とか絶対やりたくなかったし、ひまわりの観察とかも全く面白いと思った記憶がないです。

導入は多分、絵かなあ。中学の頃にフィールドノートというのを渡されて、八重桜の花弁とかひたすらスケッチしていて、あれ楽しかった記憶あるんですけど、その後あんまり続かなかったかな。

ただ、祖父が植物好きでして、好きって言うか愛しているレベルなのですが、駐車場の上に温室作って、なんか珍しい花いっぱい育ててました。が、それもまあ興味なく。

そもそも、学生の頃は空が高いとか思う余裕すらなかった気がしていて(本当に)。

そういう意味じゃ、本当に植物に興味が行ったのは「写真」だと思うんですよね。とりあえず、写真覚えようと思って、被写体で一番簡単なものって植物じゃないですか。その辺、散歩してればあるし、ほとんど動かないし、色々種類あるし、場所変われば変わるし。それで花とか撮って、おお、やはり自然は良いなとかなり始めたんだと思います。

ET Luv.Lab.で中村こどもさんにインタビューした時に、「カメラは写真を撮るためのものじゃなくて、世界をより感じるためのツールなんですよ」って話があったんですけど、写真が本当に植物→自然って言う僕の興味の文脈を作ってくれたように思います。

そうやっていると、家にある植物にも興味が湧いてきて、ああそろそろ玄関先のトキワマンサク咲くなあとか、今年も月下美人は綺麗に咲くだろうかとか思うわけですよ。んで、写真を撮るわけですが。まあ実家にいた頃は自分で植物を育てようとなんて思わなかったんですが、その頃、祖父が今年は〇〇サボテンの花がなあ、とか言ってたテンションがようやくわかってきて、あんだけ植物育ててなんなのか、のなんなのかが少しずつ見えて来て。

まあだから植物への学術的興味とかてんでないんですけどね。後、マクロ撮影の興味とかも今のところないです。目で見る以上の世界になっちゃうので。

勿論、家の外も良いですよね!舞岡の畑に葱坊主が並んでいる絵とか好きですし、東戸塚の銀杏並木も捨てたもんじゃないと思うし、大池公園の桜なんかも良いし。

後はやはり旅先。池田湖の辺りの菜の花畑とか良かったし、熊野の山間の田の稲穂とかも良いし、小豆島のオリーブ畑とかも面白かったし、上高地の野花も華凛だったし、人気のない奥入瀬の林の中を歩くのも気持ち良かったし、曽我の一面の梅林も良い。

今、僕の部屋にはストレチア・オーガスタって観葉植物と、友人に会社設立祝いでいただいたガジュマルと、こないだ仕事場部屋に買ったナギの盆栽とあるんですが、まあ増やせるものなら(枯らしたくはないから)、増やしたいですね。やっぱり人為的にコントロールされてない無作為な造形が視界に入って来るって、絶対必要なことだと思うんですよね、日々暮らしていて。

後は庭が相変わらずがらーんとしているので、なんか屋外で育てても良いと思うんですけどねえ。どうしようかな。いい加減、野菜やるか。

うん、良い年齢になったなあ。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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