
ET withwith再考
完全に内輪ネタですが、遂にET withwithのジョブ登録件数が2000件を超えました。本当に思えば遠くへ来たものだという感じ。2009年10月12日から使い始めて、淡々と日々の作業やらアポやらを記録し続けたのがET withwithです。ETの屋台骨と言って良い。
「個人でこなすには限界がある」って、まあそれは独立した時から言われてもいて、とは言え、8年やって来る中で、ちょうど2009年くらいがそろそろ普通にやってると仕事回らなくなりそうだぞ、というタイミングだったんですね。それでプログラミングの勉強始めた頃だったし、CakePHPというフレームワークを使って自前でこさえた業務管理システムがET withwithです。
当時、色々コラボツールはあったしそういうのも試してみたんですが、うちの業務とは噛み合わなくて。基本的な考え方はマーケティングとかでも比較的最初に学ぶ、5W1Hに基づいていて、「Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)How(どのように)」というのを記録する。別にそういうのってテンプレ化しなくて良くて、簡易な日報になってれば良い。
ただ、それがいつでも取り出せるようになっていることが重要で、カテゴリ名やクライアント名やユーザ名で絞り込み、日付の範囲指定もできて抽出できるようにしておく。一方で、キーワード検索で必要な情報を探すこともできる。
スマホも対応してます。だから打ち合わせの前に、ここ前来たのいつだっけとかわかる。あの人と食事したのいつだっけとか、あの人に連れて行ってもらったところどこだっけとか。
勿論、核になっているのは業務管理で、そのクライアントと打ち合わせしたり作業したりした内容が一覧で時系列で見れる。どのクライアントにどれくらいの過があって、どれくらいの疎があるかわかる。必要に応じて、CSVでダウンロードできるので、ちょろっとエクセルで編集して簡易な作業エビデンスとしても提出できる。
だから「WEB更新」とタイトルつけて「お知らせに〇〇を追加。トップデザインを差し替え。」とか書いておけば、クライアント名と「WEB更新」で検索すれば、そのクライアントへの更新作業一覧出るし、「打ち合わせ」とタイトルつけて「〇〇社〇〇さんと〇〇にて打ち合わせ。〇〇について。」とか書いておけば、いつどういった内容をそのクライアントとどこでいつ打ち合わせたのかわかる。
ユーザ名で絞り込んでと書いてますが、基本、これ僕しか使っていないので、シャア専用ザクみたいなものなのですが、例えば会社を作って、従業員を雇っても、担当するクライアントに対して、これまでどういう付き合いをして来たかとか、記録が残ってれば引き継ぎ楽じゃないですか、とかとも考えていたわけです。
だから多分この辺、ETのかなり特殊なところで、フリーランスっぽくもないし、ましてや、クリエイターっぽくも全然なくて、割とこれがあるから日々複数の仕事回しててもある程度の安心感はあるし、多くのクライアント抱えてても大丈夫だし、長い付き合いを続けるための仕組みにもなってますよね。普通そこまでやらないよね、ってよく言われる。
まあでも一人が一人の閾値を超えるためには、能力の鍛錬、技術の向上も勿論なんだけど、ツールって重要で、世の中には便利なツール色々あるし、色々な使い方をしている人がいるけど、やっぱり一方でオーダーメイド的な何かって重要なんだろうと自分で使ってて思います。
これ多分これからもずっと使うんじゃないですかね。引き続きお世話になります。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)