2012/10/26

続けること

たまには大事な話しますか。

割と一時、人が強くなるってどういうことなんだろうなあ、なんだろうなあ、って考えていた時期があって、僕は割とこのことについては答えを見つけた気がしていて。割とその答えは僕の独立してからの土台にもなっていると思うんですが。

続けられる、ということだと思うんですよね、強いというのは。

つまり逆説的に言うと、弱いとは続けられない状態に陥ってしまうこと、なのではないかと思ったわけです。

続けられないような環境や状況って、それは日々の暮らしに関してもそうだし、日々の仕事に関してもそうだし、カンフル剤ぶち込んでインターバルランを繰り返すってやり方できる人はすごいと思うけど、僕はそういうやり方で最後まで乗り切れる気がしない。

そういうことを痛感したところもあり。

「やりたいことをやりたいようにやる」って言うのをずっと書いてるけど、それって「続けられること」が大前提で、「やりたいことをやりたいようにやり続ける」ことが大事だと思うんですよね。

住むこと、寝ること、食べること、働き方や、仕事のストレス、満足感や、達成感、そういうものを極めて中庸にチューニングしていった上で、続けられる状態を作っていく。

言うは易し、行うは難し、で今日も友人とFacebookでも話してたんだけど、それは時間をかけてそういう環境や状況を作るしかない気もします。

その上で、強くなるとはどういうことか。

僕においてそれは、続けられることを増やすことに他ならなかったと思うんですよね。一つ続けられることを作れた、そうしたら次の続けられることを作る、その上で、次に続けたいものを見つける。。。そういうことなんじゃないかと。

じゃあ、人を強くするとはどういうことか。

多分、続けられる状態や環境にするってことだと思うんですよね。そういうことを手伝うのが人を強くするってことで、ドライな言い方をすると、人の心の支えなぞにはなかなかなれないですし、今抱えている問題を解決するだけでもダメだし、自走するシステムをそこに組み込むために何をすればいいか、ってのが人を強くするってことではないかと。

だからある意味、僕にとっての「強い」って、ある時を境に、すごい中庸な概念になっていて、何かに振り切れてるって話じゃなくなったんです。続けられるってことだから。

まあ、人の「強さ」について語るとか、酒飲んでもあまり話せる話じゃないですが、今日はなんだかそういうテンションだったので書いてみました、よっと。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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(2012-10-5)
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