【シリーズ十二因縁】有
有(う、bhava) – 存在。
ハイデガーとか昔読んだ気がしますが、見事に覚えてませんね。
形があることって言うのはすごい大事な気がしていて、いわゆる制作はもちろんのこと、企画みたいなことも結局モゴモゴしたものに形を与えるっていう作業ですよね。
たまあに、モゴモゴしたものだった時には面白かったのに、企画にしたらつまらん、みたいなことってあるような気がしていて、まあ能力不足だって言ってしまえばそれまでなんだけど、そういうことは一般的にもある気もします。
別に活版印刷まで遡らなくてもいいんだけど、メールとかブログとかソーシャルメディアとか出てきて、人の考えていることが形を持ちやすくなりましたし、もっと言うと、データって言う新しい形の取り方が生まれたわけで。
もしかしたら形がない方が楽なのかも知れない、と思うこともままあります。
それでも人間が何かを形作るということは、何かを産み出すということに等しいので、割と避けられない業ですよね。良いことも悪いこともあるけど。
まあだから形があるから対象物と見なされるんですよね。形がなければそもそもが対象物として見なされないわけで。
その辺に苦悶がある気がしますね。
以上、有の話。

加藤 康祐 / 企画・設計
プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。
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フリーランスとして働き始めるってどういうことだったのか?フリーランスとして働くってどういうことなのか?フリーランスが目指すことってなんなのか?5年間の自分の経験から書きました。(2010年執筆)