2012/10/15

【シリーズ十二因縁】触

触(そく、巴: phassa, 梵: sparśa) – 六つの感覚器官に、それぞれの感受対象が触れること。

六つの感覚器官って言うのは、前の記事にも引用したとおり(のようです)。

人間の持つ六つの感官である眼、耳、鼻、舌、身、意は六根というが、この対象になるのが色、声、香、味、触(感触)、法(観念)である。

そういやタッチパネルってどうなのかって話しありました。アフォーダンスとか考えると、一番わかり易いのは携帯電話だけど、ボタンを「押した」感覚がなくてもUXを担保できるのかという。

この議論、完全に賞味期限が切れている気がして、皆スマートフォン使ってますよね。今日も根岸線でお相撲さんもスマホ使ってました。一方で、高齢者向けのスマートフォンでは、クリック時に擬似的なレスポンスが振動であったり、一定時間以上の入力を敢えて受け付けないことで、誤操作を防ぐみたいなこともあるみたいです。

世の中からキーボードはなくなるのか?キーボードになってから半世紀は経ってると思うんですけど、なかなかなくならないですね、この方式。長時間文字を入力するのにはキーボードというだけでなく、思考のスピードに追いついてくる入力装置って言うと、やっぱり今はキーボードってことになっちゃうのかなあと。

ただ、まあよくよく考えると万能の入力装置とか本来的に無理なのかも知れなくて、空間把握にはマウスなのだろうし、その昔はトラックボールも流行りましたし、勿論トラックパッドもありますし、描画するならペンタブレットが向いていますと。それぞれに人間の所作を織り込んで、それぞれの機能とそのレスポンスを用意しているわけですよね。

まあだから紙を切る、という目的だけでも、ハサミとカッターでは違って、同じ切るでも目的も用途もレスポンスも違いますよね。基本的に万能は専門より不便なわけで。目的に特化されてないから。

万能調味料とか、オールインワンパッケージとか、スマートな電話とか、全部不便なんですよ、目的を突き詰める上では。一定のところまでしか行けないから。なんだけど、実はそれで事足りる場合の方が世の中には多くて、より特化されたインターフェイスが駆逐されているのかなあと思います。

もしかしたら、そういうもので、一定の閾値を超えられないって不便さを人は抱えたのかも知れないとか、入力インターフェイスのことを考えてて思いました。

以上、触の話。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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