2012/9/20

稼げない仕事の比率を上げるためには、どうすれば良いのか、という話

なんか変なこと言ってますかね。フリーランスは時間単価を重要視しなければならない、とよく聞きますが、確かにそうだと思うのですが、僕恐ろしいくらい利益に直結してない仕事多いです。ほんと、何やってるんですかみたいなことしょっちゅうやってるので、仕事してるのか疑われたりしますが、仕事してるんですが、僕の仕事の定義って大分広くてですね。

結論言ってしまうと、稼げない仕事の比率を上げるためには、稼げる仕事のボリュームを増やして、収益性を高めるしかないのだと思います。だからこれ、レトリックというか言葉のアヤみたいなものなのですが、どんどん稼いでかないと、稼げない仕事なんて増やせないですよね、食えないですから。

例えば、ちょっと古い話なのかも知れませんが、一昔前にGoogleの20%ルールとか話題になったじゃないですか。20%の時間は自分の好きなことを自由にやってもよい、という話。そういうの良いなあと思うのですが、そもそも労働の絶対量とか決まってないし、勤務時間や拘束時間も決まってないし、プライベートとかビジネスとか切り分けるのも難しいので、20%の時間は自分の好きなことを自由にやろう!と思っても、それやり辛いんですよ実際。

大学在学中から卒業以降も懇意にしている後輩とこないだ酒を飲んでいて話していて、加藤さんって一見、フリーランスだからラグビー続けやすいと思われがちだけど、働けば働くだけ儲かると思うと、むしろ続けづらいですよね、みたいな話になって。そうとも言えるのかも知れないですね。その辺はプライオリティのつけ方の問題だったりもするので、別に稼ぎを犠牲にしてラグビーしているわけじゃないですし、これまでラグビーしないときちんと仕事回せなかったかもとも思うし、そもそも僕がラグビーしてないと今までの僕が成立しないというところもあると思うし、そもそも働けば働くだけ儲かるというほど別に大人気でもない、ってこともあるんだけど、僕の働き方の一側面にはそういう要素もあるのかも知れないなあとは思います。

ちょっとつまんない話になりますけど、稼げる仕事のボリュームを増やして、収益性を高めるって、安定収入確保して、時間単価上げるみたいな話ですよね。確かに定期的に定額入って来る契約多ければ嬉しいですし、時間単価は高いに越したことがない。変な話、僕がずっと毎日10時間作って作って作り続けて、今いただいている報酬もらえたら、結構良すぎる商売になると思うんですけど、実際のところは、フリーランスの商売ってそういうもんじゃないし、そういう仕事は成立し得ないししてないし、仮にじゃあ制作会社入って今僕が同じことやったら、多分途端にガクンと時間単価下がると思います。制作以外のところの付加価値も報酬に織り込まれているわけだし、フリーランスは時間単価が大事ってのはそういう意味だと思うんですよね。自分に与えられた時間の全てを稼げる仕事に注力できるようなスキームはなかなか作れないし、作れても楽しくないんじゃないかなと。

で、実際のところは自分の時間単価よくわかってないし、見積もりも時間単価で出さないし、割の良い仕事も割の悪い仕事もあるわけで、どっちかって言うとどんぶり勘定で回しているタイプなのですが、最初の話に戻ると、だからこそ、稼げない仕事の比率を上げれるのって、結構仕事において意味あると思うんですよね。それは興味本位かも知れないし、将来性かも知れないし、社会的意義なのかも知れないし、人の縁かも知れないし、天邪鬼かも知れないですけど、色々首突っ込むのは楽しいし、そうやって、色々なところに顔を出すことでビジネスチャンスって広がっていきますよね。

プロだったらお金をもらえ、って話もあると思うんだけど、逆に言うとプロじゃないところにも首突っ込めるってメリットもあるし、そのうちお金もらえるようになったりするし、それがお金になる落とし所に帰結することもあるし、全然違う話と繋がっていくこともあるし。

ただ、思うのは、稼げない仕事を抱えることって割と最初不安だったりもするし、実際僕もそうだったんだけど、段々慣れてくるのかなあと思っていて、抱えるって言っても、距離感とコミットメントで発生する工数も変わってくるし、関わり方は色々で果たすべき役割も色々だし、場合によっては近場の人に抱えてもらうことでうまく回せたりする、みたいなこともあるので、結構何とかなるよね、そういうの抱えてもという気がします。

むしろそういうものを纏っている方が楽しいですし、楽しそうですし、あんまり自分の専門だけにストイックになるのって、僕無理なので、そういう不安自体を丸っと抱え込みつつ楽しめるようになると、より一層フリーランスって楽しめるよなあ、とか思ったりもします。ルール的な意味での、あんまり「これやっちゃいけない拘束」ないですし。そういう意味では自由なのかな。

だから、安定収入どうやって作るかとか、時間単価をどうやって上げるかとかの話全くしてないんだけど、そういうのって個別の事情というか個別の事案だと思うし、それぞれの人にそれぞれのやり方がないとつまらないし、そういう話ステレオタイプで語り出すと、なかなかそのフレームワークの枠の外に出れない気もするので、あれですが、とりあえず、「稼げない仕事の比率を上げるためには、どうすれば良いのか」って考えることって多分大事なんですよ。それは会社にいても同じかも、というのが最近の気付きだったりもします。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円

加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。1998年よりデザイン会社のパートタイムアシスタントとしてWeb制作を経験。2005年に独立、フリーランスとして、企業、個人、NPO、独立行政法人など、様々な領域でのITやデザインによるサポート業務に携わる。2018年、加藤康祐企画設計を開業。これまでの経験を活かし、より広い視野でクライアントの問題解決に取り組み、クライアントと一緒になって新しい価値創出をし、平静な社会の実現を目指す。

加藤康祐企画設計

是非、フォローしてください!
Twitter / Instagram