2012/8/1

誰にもできないことをやるのは、誰にでもできることはやらないということか、という問題について

そういや、ちょっと友人に今度会社の後輩に話し聞かせてやってくれない、みたいなこと言われて、快く返事したものの、さて何の話するんだおいおいと思い始めた加藤です。

そう言えばちょっと前に昨今のノマド談義の話で、有名商売みたいになっちゃうのもねえ、と言った時に、「まあ僕とかモノ作れるから楽ですよね」と言ってみたんですけど、実際そうなんですよね、本当にそう。

考えてみれば、特にフリーランスのような働き方をしている人は、僕の周囲にも他の誰にもできないことやっているような人いるけど、コアスキルというか、そもそもは例えばデザインできるとか、WEB作れるとか、文章書けるとか、講義できるとか、つまるところそういう「稼ぐ柱」があって、そこから派生して、その他の色々なこともするようになったという人が多い気がします。

勿論、幹と枝葉のバランスは人によってまちまちでしょうし、もしかしたら、逆転している人とかもいるかも知れないけど、なんか「そもそも」みたいなことは辿れる人が多いような気がします。

翻って、そう言えば最近よく見かけるなあと思うのが「やらない習慣」というやつですね。「〇〇をやる」ということより「〇〇をやらない」ということを決めるということ。これはすごい大事な考え方だと思います。ただ、それもできる人がやらないと決めることであって、最初からできなくていいって話じゃないよな、多分、とも思うんですよね。

僕、元々割と仕事に関しては(仕事に関してはだけど)DIY精神の強い人なので、自分でやれることはやれた方が良いと思うし、その方がコストかからないし、その方が人に手間かけないし、割と手早く小さく片付くので、そういう基本スペック抑えてくみたいなことは大事だと思うんですよね。

というわけで、あんまりタイトルに掲げた、「誰にもできないことをやるのは、誰にでもできることはやらないということか」という問いに答えられていないわけですが、何が言いたいかというと、「誰にもできないことに行き着く」のと「誰にもできないことを始める」のは、似ているようで結構やろうとしていること真逆だったりするというか、後者って割とアーティストで、働き方とか生き方的にもアーティストっぽくならざるを得ず、なので結構大変そうな気がするんですよね。

というのを若い、特に組織の人に話したい、というよりは、むしろ話した時の反応をみたいなあ、とか。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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(2012-10-5)
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