2007/10/24

広・狭・報・告

加藤の仕事ってWEBを作ったりしているわけだから、ようは「広告の仕事だろ」と久し振りに再会した友人などに言われることがあります。んんん、これにはとても違和感があります。ブランディングはブランディングだと言えばそれまでなのですが、広告よりはむしろ広報に近い仕事をしていると思います。場合によっては、広報じゃなくて狭報であることさえあります。

広告と広報の違いについては、僕なんかより広告代理店を受けようとしている学生さんなんかの方がよっぽどわかっていると思いますし、検索エンジンで「広告と広報」なんて検索をかけると沢山出てきますから、ここでは割愛します。端折って言うと、広告は西洋医学、広報は東洋医学って感じでしょうか。

ブランディングというのは企業と顧客間のコミュニケーションにおいて、特に企業側の体制を作る作業という言い方ができると思います。広告も広報もブランディングの重要な要素だとは思っていますが、僕が携わっている中小企業のブランディングの仕事において注力しなければいけないのは、広報の方です。

専門性が高い業界のクライアントですと、広報ですらないです。潜在顧客も含めて想定される顧客が極めて狭いので、自主的なコミュニケーションのアプローチは極めて狭い範囲に限定される場合があります。勿論、パブリシティ、メディア掲載も重要なのですが、まずは想定されるコンバージョンの高いユーザに限定して、対応コストも最小限に抑えて効率の良いプロモーション施策を考えなければいけないこともあります。こんなのは広報というより狭報と言った方がいいかも知れません。

同じロジックで極めて狭い範囲に対して広告を行うことがあります。例えば業界誌とか、部会誌への広告出稿だとか、極めてマイナーなキーワードに対するリスティング広告出稿だとか。こういうのは広告というより狭告でしょうね。限られた人たちに確実にコンタクトを取れることを目的にしているわけで。

最終的には「広・狭・報・告」の組み合わせとそのバランス感覚が大事ですが、僕はまずマスコミ対策的なことではなくて、企業にまつわる様々な情報の出し方という意味での広報的な部分でクライアントが顧客と望んでいるコミュニケーションを行える体制を、ブランディングを通じて整備するのがファーストステップだと思っています。

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