2012/7/2

コミュニティデザインに関する私的考察

最近、コミュニティデザインって言葉をよく聞くようになりました。有名なのは山崎亮さん、ですかね。僕もいくつかコミュニティには属していて、じゃあそういうの設計しているんですか、と問われれば、そんなこたあしてないんですけど、何やってるかと考えるとアクティビティのデザインはしているかもなあ、と思います。

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こういう商売しているので、普段自分が住んでいるところを抜け出して、見知らぬ街に出かけた時に、はて、ここで仕事作れますかね、って考えるんですよね、やっぱり。実感としてあるのは、それ政治家と同じだろうという感じがしていて、「地盤・看板・鞄」ないわけだから、外から啄いて仕事作ろうというのは相当難易度高いと思います。

ただ、気持ちの良い場所との仕事をしたいなあという思いは常にあって、そういう時には、ほぼほぼその地にコミットしている水先案内人にあたるような人がいて、呼んでもらったり、現地でコンタクト取ったりすることで初めて踏み込める領域なのかなあと思います。名刺出したらそれで済む話じゃ全然ないので、まあ偶然に(まあ大体一人で酒飲んでる時ですね)意気投合できる出会いとかあれば別なんですけど。

なんで、コミュニティが大事、って言っても、それ外からどうにかしようというのは、話として難易度高い。一から作ろうっても何かの「縁」がなかったら、やっぱり、話として難易度高い。

そうすると見ず知らずのコミュニティより、自分が既にコミットしているコミュニティを面白くすることの方が、どう考えてもやりやすいですよね。僕は割かしコミュニティという言葉よりエコシステムって言葉を使うことの方が多いけど。で、そういうことって起点になるのはコミュニティって枠じゃなくて、アクティビティという線だと思うんです。

僕が面白いコトやります、誰かが面白いコトやります、そういうものが交錯していくと、段々交差点が見つかって、面になってくる。そういう面で色々なものを受け止められるようになれば、そこでコミュニティって話の始まりになって来る気がして。僕に取ってのコミュニティデザインって、「なんとかコミューンを作る」みたいな話じゃないです。粘土を集めて固めて磨いて、光る泥だんごになりました、みたいな話ですね、どちらかというと。

でそういうものをうまく回すために、コンテンツのパッケージングとか、コミュニケーションの活性化とか、ソーシャルメディアの活用とかいう話が出てくると思うんですけど、そういうのも都度都度アクティビティベースで必要なものを取り込んでいくんで良いんじゃないかなあと。せっかく、いわゆる組織的なものの機能不全を解消しようという時に、いわゆる組織的なロジックで進めてもしょうがないですよね。

だからコミュニティデザインなるものは、アクティビティの質そのものに担保される気がしていて、勿論、そこにそれまであるアクティビティの再発見、みたいなこともあるだろうけど、少なくとも理想のコミュニティとはどうあるべきか?みたいな話じゃないよなあ、と思います。

なので、どんどんやればいいと思うんですよ。下半期のスタートです。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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