2012/6/18

Small is Beautiful

ちょっとこの間、Facebookでも話題にしたのですが、最近、チームの構成としてスリーマンセルって良いなあと思います(元々、『ナルト』って漫画で覚えた言葉で、そもそもはサバイバルゲーム用語らしいですが)。今動いているものだと、プロデューサーとデザイナーとプログラマー(僕)とか、デザイナー兼ディレクターとフロントエンドエンジニアとサーバサイドエンジニア(僕)とかいう3人組でやっていて、それぞれの職掌に仕事が役割分担されつつ、リーダーというか、コントロール効かせる人が一人立ってると、すごい小気味よく動けるし、パワーバランス作り易いですよね。この手の案件で最近すっかり僕はプログラム書く人なので、殿(しんがり)っぽくなってますけど。

僕が1人で仕事を捌いてきたことの大きな理由が、「自分でやってれば、自分で何とかなるから」だったんです。割とチームで失敗すると色々辛いじゃないですか。1人でやってれば納得しやすさえすれば、埋め合わせてキャッチアップもできるし、なんかそれらしい理由見繕って前向きに対応もできる。なんだけど、チームのコントロールはやっぱり難しい仕事だよなあと思うし、今色々話が来ても、なるべく僕がプロデューサーとかディレクターとかにならないような組み立て方をしてます。まあ実際できないし。というわけで、最近3人って良いなあと。

僕が「Small Business, Good Sense, Great Attitude」って唱え出したのは2007年ですね。これ割と今に至るまでのETのタグラインと言って良い。売上げの大小とか会社の規模とかの話じゃなくて、そういうコンパクトなところで勝負したいなあとずっと思って来て、そういう適切なサイズ感のプロジェクトにフルコントロール効かせられると、コンパクトであるがゆえのダイナミズムみたいなのが出てきて、勿論、ショートスパンでスケールさせ得るダイナミズムとかはなかなか難しいし、そういうのがビッグプロジェクトの醍醐味だと思うんですけど、スモールプロジェクトの醍醐味みたいなものもあると思うんですよね。

そう言えば、スタートアップの話。この間、スタートアップ界隈で活動している後輩と色々話す機会があったんだけれども、個人的には猫も杓子もスタートアップ、じゃなくてもいいんじゃないかなあと思っています。あれって、すごいスポーツだと思っていて、ルールがあって、コンディションがあって、時間制限があって、戦略があり、戦術があり、セオリーや必勝法みたいなものもある程度確立されてて、他にも色々、多分サッカーとかイメージするとわかりやすいんだけど、まさしく「サカつく」みたいな世界があって、それはそれで良いんだけど、それだけじゃないと思いますよね。ビジネス全般、スポーツに例えられると思うんだけど、あまりにも定型化されすぎているというか。土俵が画一的過ぎるというか。

で、「Small is Beautiful」って話なんですよ。もしかすると今の若い人達に「中小企業」って言うと何かドン臭いイメージがあるのかも知れない。「中小企業」って言うより「スタートアップ」って言った方が響きもカッコイイですものね。まあでも、日本におけるほとんどの企業って言わば中小企業で、大企業に勤めていたりしても、実際は中小企業に支えられていたり、中小企業を顧客にしていたりする人も多いと思います。でそういう付き合いがある人達は、少なからず「あの会社、面白いなあ」という数社、あるんじゃないですかね。

例えば、今の時代の気分を表す言葉の一つとして「Simple」という言葉をピックアップすると、その大事な構成要素の一つって「Small」だと思うんですよね。小さいがゆえの美しさ、みたいなものはそういう文脈に乗ってくるんじゃないかと思うんです。で、それを支えるのが、リーダーシップだったり、パフォーマンスだったりする。「Small」であればあるほど、そういうものは生きてくる。

可能な限り小さくないしコンパクトに、パッケージして、フォーカスして、問題解決に取り組む、ってのは、これからの時代にはとても大事なことで、ここで大企業病みたいなことを引き合いにだすつもりはないんだけど、なんかもう少し「Small is Beautiful」みたいなところに話持って行ければいいと思ってます。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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