2012/3/26

ヒットチャート文化の終わりとハンバーガー屋ワンダーランド

以前、ET Luv.Lab.で取材した、すわだいすけ君。

すわ だいすけ – 「Still Together」 – ET Luv.Lab.

Sleepyhead Jaimieは、Hamburger’s Songという曲を引っさげて、全国ハンバーガー屋ツアーをしたりしている(勿論、それだけじゃないよ、詳細はインタビューを読んでみてください)ちょっと面白いバンドです。

彼が多分、1年前のインタビューの時だと思うのだけど、とても面白いことを言ってたな、というのをふと思い出しまして。

だから、一番美味いハンバーガー屋はどこですか?みたいなこと聞かれるのだけど、答えようないのね。色々なハンバーガーがあって、それぞれのハンバーガー屋さんの雰囲気とか人々とかも好きだし、そういうのひっくるめてハンバーガーで、正直どこが一番美味いとかよくわかんないんだよね。ハンバーガー美味いし。

ざっくりこんな話だと思ったんですけど、これって真理だよなあと。以前、食べログのステマ問題とかありましたけど、結局、その「ヒットチャート」的なランキング制度ってもうあんまりピンと来ないんですよね。

例えば、デベロッパーがiPhone / Androidアプリの分野でランキングに入らないととか、コラムニストがAmazonのIT部門で現在何位ですみたいなのも大事なのはわかる。今でもそれはビジネスとしてディールしているし、世のマジョリティはそういうところにブーストされていくかも知れないんですが、どうも面白いのはハンバーガー屋さん辺りな気がします。

Sleepyhead Jaimieみたいな音楽業界からの他業界へのアプローチってとっても面白いと思うんですよね。その何か個別の事案に対するプロモーションというより、コミュニティと一緒に盛り上がって、僕達自身の活動も盛り上げたい、みたいな感じですよね。これある業界から他業界への関わり方としてユニークだと思うんですよね。タイアップ、みたいなこととも違う。

あんまり同級生だからベタ褒めするのもあれなんですが、この辺にヒントがある気がしていて、例えば、広告の人が農業に関わる、とかアートの人が教育に関わる、ITの人が冠婚葬祭に関わる、とか考えた時に、他所から見て一緒に盛り上がりたいコミュニティ全体に働きかけて、かつ個別の付き合いを大事にしていく、その上である程度、収益性は自分の畑でしっかり作っていく、みたいなことって、構造的にビジネスとしても面白くないですか。

どうも「ハンバーガー屋繋がり」という連携がじんわり着実に醸成されているようだし。

それは何かヒットチャートに出てくるようなものでは必ずしもないかも知れないけど、新しい評価軸での仕事の作り込み方だとも思えるし、音楽業界におけるSleepyhead Jaimieは、音楽業界に無知な僕から見ると大変興味深くて、自分自身の仕事にも色々考えさせられるフレームワークになってるよなあと思ったのです。

というわけで、このフレームワークを「ヒットチャート文化の終わりとハンバーガー屋ワンダーランド」と命名することにしました、という話。

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加藤 康祐 / 企画・設計

1980年1月12日生まれ。フリーランス歴15年。プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。学生時代にデザイン会社でWebデザインを経験。2005年よりフリーランスとしてキャリアスタート。これまでに個人から上場企業まで、100以上のクライアントとのプロジェクトを経験。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの編集・運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート等。趣味はラグビーと料理。Keep the head up, Bind tight & Stay low.

加藤康祐企画設計

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