2012/3/25

今あえて「ライフスタイル」について語ってみる

最近、 @gamella に記事のオチに使っていただいて、大変光栄な @kosuk です。只今、Future Insightでは「みんなでライフスタイル」と題して、世界中の皆さんへのアンケートが、 @gamella 君のコメント共に掲載されており、大変毎回楽しみにしている企画です。まとめサイトもあるよ。

みんなでライフスタイル

さて、僕自身は「スタイルを語ることは無為」くらいに思っているんですが、ちょっと改めて少し未来の僕が描くスタイルというものを披露してみようと思いました。これネタとしては結構頭の中に前からあったのですが、いつにも増して割とトンデモ記事になりそうだったのですが、まあそろそろいいかな、などと思いまして。3つポイントを挙げます。

  1. ふしぎ発見!目指せプロジェクトハンター
  2. Patriotism→Patronism
  3. 市井の魯山人

順を追って説明してみます(できるのかな、ホント)。

1.ふしぎ発見!目指せプロジェクトハンター

世界ふしぎ発見ってあるじゃないですか。僕も子供の頃(そう今のシステムになる前の時代は良かった)、毎週のように観てました。あれはクイズ番組なので、基本的には視聴者もクイズの解答がわかると、坂東さんは疎か黒柳さんまで外したのに僕だけ正解したよ!感があって、大変嬉しいものでした。

ただ、あれってある閾値を超えるとふと気付くんですよね。これミステリーハンターになるのが一番面白いんじゃないかと。だって、ミステリーハンターが一番ミステリーの近くにいて、正解を知っていて、その上、楽しそうじゃないですか。仕事も本来的にそうで、問題の一番近いところに行くのが一番楽しいんじゃないかと思うんですよね。自分でプロジェクトをハントして、自らがストーリーテラーになって、設問を考え正解を導き出す。ふむ、プロジェクトハンター本当に楽しそうだ。

当然、ミステリーハンターだって、採用試験があったり、厳しいタイムスケジュールがあったり、行き先も自分では選べないんでしょうけど、それでもきっと解答席で考えているより楽しそうだし、ああ、解答席で考えているより、ミステリーハンターになった方が楽しそうだな、と思った感覚があるのだとすれば、それ結構仕事に対して大事な感覚なんじゃないかと僕は思います。

2.Patriotism→Patronism

「きずな」という言葉が踊る一方で、「年金崩壊」という言葉も踊る昨今で、なかなか愛国心って若い人が持てるような現状じゃないよなあと思います。欧米で言うところの「Patriotism」。もしかしたら、日本では「Patronism」がその代替になるのかなあと思っています。

元々、パトロンって、これまではあんまり褒められた言葉じゃなかったようにも思いますけど、Campfireがマイクロパトロンプラットフォームって言っていたり、ブログでマイクロパトロン見つけて食べている人もいるようです。まあただそう言わずとも、等価交換ではない対価交換できる関係性って大事だと思うんですよね。例えば、お金の代わりに専門性を提供するとか。知見の代わりにネットワークを提供するとか。そういう関係性を育むことって日本人決して苦手じゃないと思うんですよね。

経済が収縮してしまう、とか言われても、あんまりピンと来ないんですが、個人の経済的引きこもり、って言うと僕割とピンと来ていて、同じ尺度で測れない対価交換の中でビジネスって多分に行われていて、でもそこが経済ってものを回していると思っていて(金融はよくわかりません)、一流企業にいようがフリーランスであろうが、誰かのための何かのパトロンである、という関係性を絶えず機能させていかないと、結構それって、個人の経済的引きこもりを生んでいて、そういう意味で、Patronismみたいなものが、実はこれからのコミュニティとか市民社会の醸成とかに繋がってくるじゃないのかなあと。「飲みニケーション」の本来的な目的ってこれですよね、媚び売るためではなく、へつらうためでもなく。

3.市井の魯山人

僕、あんまりプロフェッショナルじゃないです。飽きっぽいですし、手広くやりたいですし、でもそこそこ突き詰めたいです。32歳のフリーランサーのスペックとしては、あんまりトンガッてないかもなあ、と我ながら思います。ただ、60歳くらいになった時に魯山人みたいになりたいなあと思ったりしています。

そう言えば、昔大学の同級生が「将来の夢は人間国宝」って言っていて、それがすごい今でも記憶に残っているんですけど、そういうのすごいですよね。人間国宝になるくらい、業を突き詰めるというのはすごい(どうやって認定されるかとかはまた別の問題として)。一方で魯山人って言っても時代の傑物みたいな感じですから、まあ一世に一人だろうとは思うんですけど、翻って、市井の魯山人とか、巷のエジソンとか、裏通りのダ・ヴィンチとか、結構いると思うんですよね、有名じゃないだけで。

そういうのは結構面白いなと思っていて、どういうキャリアパスを取るかってことも大事なんですが、最終的に「どういうことができる人間」になれるか、ってのも面白い気がしていて、60歳でキャリアは終わるとかつまらないじゃないですか。だから趣味のように仕事して、仕事のように趣味をして、趣味に仕事のように取り憑かれて、仕事に趣味のように打ち込む、魯山人、だけど、市井の、みたいなのは良いと思います。うん。

実は日々「スタイル」みたいなことについて考えてはいて、ただそれって今世の中的に議論している本筋には乗らないなあ、まあそうだよなあ、と思っていたのですが、改めて言葉にしてみると面白いですね。

こういう話が今の若い人にどれだけ役に立つかはわかりませんが、脱力系だけど意外と真面目に書いた記事なので、ご参考になれば幸いです。

加藤 康祐 / 企画・設計

プランナー、デザイナー。加藤康祐企画設計代表。Webデザインを入り口に、2005年よりフリーランスとしてのキャリアスタート。主な仕事としてベンチャー企業でのサービスのUXデザイン、独法との防災メディアの運営、社会的養護の子どもたちの自立を支援するNPOのサポート。ラグビーと料理、最近イラスト。

加藤康祐企画設計

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