2007/10/19

インプレッションノート

僕が仕事を受ける時には、まあ比較的入り口はWEBサイトに関する話が多いのですが、当該サイトやブランドに対して「意見を聞きたい」とか「知恵を借りたい」というようなお話が主だったりします。ただ僕は割りと口下手なので手ぶらで出掛けるのも少し心許ない。ちょっとした安心材料を当日ないし事前に用意しておきたい。なんて時にインプレッションノートなるものを作ります。

別にインプレッションノートという名前がついてるから、何か形式があるとか格式ばったことではなくて、単純にファーストコンタクトで自分のざっくばらんな感想を書面にまとめる時にインプレッションノートという言葉を使っているだけです。ただそうして名前をつけて、ちょっと儀式化してあげた方が、その後のプロジェクト全体を見渡した時に、位置づけが明確になるわけで。

これと言った決まりは作っているつもりはありませんが、何となくA4用紙に2枚程度、小見出しを立てて、400字ずつくらいトピックに関してコメントしていくことが多いです。言うなれば、ブログを書く感覚にとても近い感じで、ただ事前知識がゼロの状態で書き読むものですから、できるだけ平易に整理して書く必要はあります。

インプレッションノートを書く目的は、何も当該サイト、ブランドの粗探しではありません。肝心なのは、問題意識の共有と必要知識の啓蒙だと思っています。クライアントは現状を打破したくて、ないし、どこから手をつければよいのかわからなくて、僕が話を受けるわけで、できるだけ第三者的な見地での考察を盛り込んでいきたいと思っています。

さりとて、インプレッションノートも自分のPRの側面を持っているわけで、大概の場合は契約なぞまだ始まっていない、真っ白の状態で見せるものですから、加藤康祐的な「色」は相手に伝わらなくてはいけません。クライアント的にも僕の過去の実績を紹介するだけよりは、自分達のビジネスを題材にした議論を通して僕を見た方が、より今後のイメージができますし、リアリティがあるというものです。

そういうわけでインプレッションノートは重要です。僕がクライアントに対して果たせそうな約束、その仮説をインプレッションノートという形で提示するわけですから、そのプロジェクトにおける加藤康祐のセルフブランディングとも言えます。

仕事が一段落した時に、クライアントからインプレッションノートの内容がそれなりだったから、コイツと仕事していけそうだって感触が掴めた、という感想も多いのですよね。

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